soucutsの小言 vol.30

昨日、今日とセミナーでした。
毎年、数多くのセミナーをやる中でも、
いつも絶対に心がけていることがあって、
それはモデルさんありきのデザインであり、
モデルさんの心情を最優先に考える
ということです。
てことで今回のテーマは
『切る人。切られる人。』
セミナーやヘアショー、撮影などの仕事は当たり前ですが、
僕が髪を切ったり、染めたりする過程を見てもらう仕事です。
それには誰かの髪が必要なわけで、つまりモデルさんが必要なわけです。
もちろん、より自分のイメージに合うモデルさん探しをすべく、毎回アシスタントたちが
街でモデルハントを積極的に行ってくれるのですが、
僕の提案したい女性像やスタイルはとてもマイノリティーというかニッチな
ゾーンなので(ショートヘアやハイトーンが多いので)
まあ、それにチャレンジしてくれる女の子はなかなか少ないわけです。
で、なんとか見つかった後でもやっぱり今までのモデルさんのヘアストーリーやライフスタイル、
好きな女性像をしっかりヒアリングしつつ
毎回、内田ワールドといかに親和させていくか慎重に提案していくのです。
そんな中、
僕のほぼ専属モデルとして、かれこれ6年近くお世話になっている
我那覇ちゃんという子がいるのですが、
服飾関係の学校に通うちょっぴりオリエンタルな女の子。
それはそれは気の優しい良い子で、初回に雑誌の撮影を頼んで以来、
僕はその子の髪型を6年間、色々なデザインをさせてもらいました。
時には僕のエゴが強く出るヘアも提案しました。
それでも我那覇ちゃんはいつも、笑顔で僕の提案するヘアデザインを受け入れて楽しんでくれました。
これって本当に本当にありがたいこと。
僕のセンスや想いを信じてくれてる。
女の子にとって髪型を変えることってとても重要なことで、
それを任せてもらえるのは改めて感謝しかないです。
これって普段のサロンワークにおいてお客様にも言えることで、
改めて毎回、大事に切らせてもらいたいと思いました。
任せてもらえるってとってもありがたいことだ。。
我那覇ちゃんはこれからファッションスタイリストを目指すべく、夢を追いかけて日々奮闘するとのこと。
先日のセミナーでモデルを頼むのは最後。
今まで本当にありがとう。
心から応援しています。