2019.03.05
soucutsの小言

soucutsの小言 vol.29

今日はヘアショーでした。

舞浜アンフィシアターというステージで行われた

資生堂さん主催のイベント

『アジアビュティーコングレス2019』

アジア各国や日本の観客、述べ2000人の前でのヘアショーでしたが、

今回はotope浦さんとのユニット「テンサイズ」のデビュー戦だったのです。

てことで今回のテーマは

「自分を知る」

 

浦さんとのユニットは

僕から企画したプロジェクトなのですが

(詳しくはWWDさんのインタビュー参照)
https://www.wwdjapan.com/790513

 

僕自身がこのプロジェクトに1番不安を感じていて、

今回のヘアショーに至るまでだいぶ葛藤があったのです。

というのは、僕は今までもかなりの数のヘアショーやセミナーをやらせて頂いており、

毎回、自分なりに「自分らしさ」を追求して

プレゼンテーションするわけなんですが、

良くも悪くも自分の「型」が出てくる。

それは観る人たちにとっても

「あー内田さんらしいね」

ということになってくるんですが、

LECOになって新しいブランドを発信する

立場になり、まさに今、自分がどういう風に

イメージを持たれていて、それをどう払拭していくか。

もしくはそれをどうブラッシュアップしていくか。というジレンマに陥る。

でも、築きあげた自分らしさはなかなか変えることは難しく、毎回自問自答です。

そんな時に、以前からクリエイターとして圧倒的なセンスと底抜けな「らしさ」を持つ浦さんと、

何か面白いことをしたいね。という話になったのですが、

いざ何かやろうとすると今までの自分がつくった既成概念を超えていくことが、

こんなにも難しいのかと。

浦さんとは打ち合わせの度にかなり揉めるんですが毎回彼女に言われることは、

「それって普通じゃない?」

てこと。

今まで見たことある、既視感がある。

この言葉を超えていく事は本当に難しく

今回のヘアショーでも正直、受け手から観ると

既視感はあったかもしれない。

ただ、自分がそれに対峙し、脳をフルに回転し、イメージし、

それを具現化する作業はとても刺激的だ。

そうしして深く自分を知り、自分を壊していく

スクラップ&ビルドがさらなるフェーズに導いてくれると信じている。

今後もテンサイズの活動を楽しみにしていて欲しいです。