soucutsの小言 vol.54
最近はオーナーとしてチーム論に注目して
お店の方向性やブランディングを考えることがいいのですが、
やはり「人はそれぞれ違う」ということを痛感することも多く、
それがゆえに衝突も起こることが多いのですが、
うまく自分を見極めて各人が個性を追求していき、それを理解しサポートできる組織が
結局はチームとして際立っていくと思います。
その中で最近見た記事を面白かったので共有。
『中居正広「戦略的に音痴のアイドルを目指した』
https://president.jp/articles/-/29694
以下、一部抜粋↓
あえて、歌を“できないこと”のままにしておく
「歌って踊るのがアイドル」というイメージがまだ根強くある中で、
ここまで歌が“できない”ことを明らかにする人はなかなかいません。
この自虐は単なる逃げではありません。
むしろ、歌を“できないこと”のままにしておくというのは、
中居の人生においては、かなり意図的な攻めの姿勢であり、考え抜かれた戦略なのです。
「10代の頃から将来はバラエティでMCをやれるようになりたいと考えていたし、これがいつか新しいアイドルのひとつの形になるのではという予感があった(※6)」と、
社会の変化も予測した上で、早い時期から自分の立ち位置を想像していました。
さらに、MCもできるアイドルになりたい、
というのは単なる個人としての欲望ではありません。
「10代の頃から『本当におしゃべりができるようになりたい』とは思っていました。
『一体自分の個性って何だろう?』というときに、自分がしっかりしゃべれるようになったら、
それはSMAPにとっても大きな武器になるなと(※8)」と語るように、
まずは他のメンバーが“できないこと”を、自分の長所として伸ばすことが、
チームのためになることを意識しての決断だったのです。
代わりに自分の“できないこと”は、チームの他のメンバーに任せることを意識します。
「歌は他のメンバーに任せたほうがチームとして戦うにはいい。
代わりにダンスは得意だから踊りで頑張るし、MCに適任がいないんだったら司会をやろう(※7)」
とSMAPになってから思ったのだといいます。
結果、中居が音痴であることを責めたり、歌に対して過度に責任を負わせる雰囲気はなく、
むしろファンの中には、それを味として楽しんできた人も多いことでしょう。
中居は、何かを「できない」と明言することで、
自らが他に注力することを認めてもらうための土壌を作ったのです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
色々と参考になります。
では。