2019.02.24
赤ペン小林の映画批評

赤ペン ヘソ

小学生の頃よく遊んでいた十亀くん

中学校から違くなって疎遠になっていた

25歳くらいの時、渋谷でモデルハントしてて声をかけられて久しぶりに再会した

同じくらいの背丈だったはずが、身長も高く顔もお洒落イケメンになっていた

今はアパレルで働くそんな彼も、最近はよく髪を切りに来てくれる

この間は十亀くんの髪を見てカッコいいと思って駅で声をかけて、自分のことを教えてもらったという方がお客さんとして来てくれた

やっぱり人は縁で繋がっているんだなぁとしみじみ思って、感謝の気持ちでいっぱいになった

そんな矢先、十亀くんから1枚の写真が送られてきた

左から2番目が十亀くん

3番目が自分

ちなみに一番右はこうじといって、練馬春日町を代表する二遊間といったらけんじとこうじと噂になっていたほどの名コンビだった

こうじクラスになると髪が赤くなるんだなぁ

この写真を見た瞬間、ずっと封印されていた思い出が湧き出てきた

これは確か小学1年生の時の学芸会で、鬼がヘソを取られないようにするというカオスなストーリー展開だった

わけがわからなかった

この鬼の格好は、ああオカンの手作りだったのだけど、オカンの作ってくれたヘソが他の子のヘソより2倍の大きさで仕上げてきたために、「お前の母ちゃんがつくったのデーベソ!」的なイジリが半端なかった記憶がある

それに関しては十亀くんが首謀者だった気がする

確か前日にリハーサルみたいなのが終わってから家に帰ってオカンに文句を言って、あははなんて言いながらヘソを作り直してくれた

それで小さくなったのが上の写真だ

まだ1.5倍くらい大きいんだ、ああオカン

そんな風にして成長してこうやって同級生や親の髪をやらせてもらえるのはとても幸せなことだ

今日は映画の話は一つだけ

来月公開スパイクリーのブラッククランズマンが観たすぎる

以上