2019.01.08
soucutsの小言

soucutsの小言 vol.21

昨日は休みで久々にライブを観に行った。

昔から髪を担当している

でんぱ組.incの夢眠ねむちゃんの卒業公演@武道館

ということで今回のテーマは

『アイドルと髪と熱狂』

かれこれ、ねむちゃんとは2012年あたりでしょうか

とあるDJイベントで共演したことがきっかけだった。

当時、アイドルオタク(特にももクロ)だった僕は

その日のDJで、ももクロオンリーセットをやり、なぜかねむちゃんにブチ切れられるという

衝撃の展開から始まり笑(詳しい話は まろやかな狂気2に収録)

【12/20】『まろやかな狂気2 夢眠ねむ遺言集』発売

なんだかんだ髪を切りに来てくれるようになって早7年。

毎月こだわりの髪を切らせてもらった。

アイドルにとって髪型はとてもアイコニックなものだ。

僕もいっぱしのアイドルファンとしてその重要性はとても理解している。

SNSでの写真など2次元的な魅力を引き出すこと。

ライブにおいて歌って踊った時の表情を引き立てる3次元での魅力を引き出すこと。

それを加味してその一束にハサミを入れる。

前髪なんて1ミリの差が印象を変える。

だからこそ、アイドル本人も毎月ちゃんと(時には数週間に一度)

サロンに通い自分を整える。

その意識は紛れもなくアイドルという名のプロフェッショナルだ。

以前ねむちゃんの髪を切っている時に

『今回の新曲は曲調とか衣装がこうだから、髪型はいつもよりこうした方がいいかな?』

と彼女が提案してくれたことがある。

ほんの数ミリ前下がりの角度を調節した。

多分言わなければファンにはいつものねむちゃんの定番の髪型に見えたかもしれない。

でも、ほんの数ミリがMVやライブでの表情を変え、印象を変えている。

そこに無意識な変化を感じ、新たな魅力を発見する。

それが見ているファンを飽きさせず夢中にさせる。

僕が担当しているりさちーもみりんちゃんもねもちゃんも

そしてねむちゃんも。でんぱ組のみんなは髪型に対する意識はとても高く

それは単純にファンの前でベストな自分でいたいというプロ意識だと思う。

プロ意識はファンを熱狂させる。

かくいう僕もねむちゃんのアイドルとしての意識。そして何より人柄に感銘を受けすっかり一ファンになってしまった。

昨日の公演もファンのみんなが熱狂し、涙し、最後は笑顔で溢れていた。

心動かされる情景だった。

人を動かすのはいつだって意識と熱狂だ。

改めて気づかされた日だった。

ありがとう。夢眠ねむ。

卒業おめでとう。

これからのねむちゃんもでんぱ組.incも楽しみにしています。